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JRバスの路線情報を中心とした

     ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス

98/05/01 No.39 (修正:98/08/11)                          JRバス路線研究会
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【西日本JRバス】

* 明石海峡大橋が開通/淡路島観光きっぷ [交通新聞 98/03/25,04/06,04/08]
    [徳島新聞 神戸〜鳴門全通ニュース]

  4/6、本四・淡路高速線(JR本四BLUEネットワーク)のバス路線が開業
 した。
  大阪・新神戸・高速舞子〜徳島を、阿波エクスプレス号
  大阪・新神戸・高速舞子〜洲本を、かけはし号
  新神戸・高速舞子〜大磯   を、大磯号と呼称する。

  JR西日本では、3/14のダイヤ改正から、舞子駅(高速舞子)に快速電車(朝
 夕の一部電車を除く)を停車させ、淡路・徳島方面への乗り換えが便利になった。

  また、JR西日本では、4/6から「淡路島観光きっぷ」を発売する。この
 きっぷは、京都・大阪・神戸地区から舞子駅までのJR線と、高速舞子から淡路
 島の洲本・津名までの高速バスがセットになった往復きっぷ。

  高速バスは、JRバスと本四海峡バス運行の「かけはし号」が利用でき、座席
 の指定が受けられる。所定料金より約15%お得。有効期間は4日間。


* 神姫バス福知山行きが丹波篠山行きに [JR時刻表 98/05]

  4/1から、神姫バスの大阪〜福知山の高速バスが、大阪〜丹波篠山に経路変
 更した。1日1往復で、大阪910発、神姫バス篠山営業所1500発のみ。西日本JR
 バスでは、引き続き予約受付を行う。

  この路線は、昭和63年7月21日、西日本JRバスと神姫バスの共同運行でスター
 トしたが、平成5年10月1日以降、JRバス側は休止扱いとなっていた。


【中国JRバス】

* 矢掛線 倉敷駅北口に乗り入れ開始 [バス時刻表 97/07/01 -> 現地取材]

  矢掛線は、倉敷チボリ公園開業時から、倉敷駅北口に乗り入れている。
  尚、発着は、従来通り、倉敷駅南口である。

            矢掛 方面
              |
           酒津口○
              |
            青江●倉敷北
              |病院前 北浜町
              +●−−−−○−+
              |       |
              ○倉敷駅北口  |
         =====□=======|===
            倉敷|       |
              +−●−+−●−+−○−−岡山方面
               昭和町|幸町  平田口
                  |
               茶屋町 方面


* 西条線 広島国際大学へ延長 [中国新聞 98/04/08,スワロートラベル黒瀬店]

  広島国際大学の開学に伴い、4/9から、西条線が、広島国際大学に乗り入れ
 る事になった。

  国際大学の行きのバスは、西条発が多く、呉発は朝の1便のみ。正門より大学
 構内に入る。尚、呉市営バスも乗り入れている。

       ○庚(かのえ)  西条方面
       |         |
       ●鷹原       |
       +         |
       |\ 中黒瀬    |
       | ○小学校前   |
    松ヶ丘|  \      |
     団地○ 楢原●−−−−−○中黒瀬
       |   |     |
       |   |北上保田 ●上保田
    +−−+−○−+−−●−−+−−−○
     \/ 康生 |     |  国際大学
        病院前○西楢原  |
           |     ●明治橋
       ○−−−○     |
       深谷  切田    ○市飯田
                 |
                呉方面


* 広浜線 大朝〜上大塚が廃止
 (安達さんの情報です)

  3/31限り、広浜線の大朝〜上大塚が廃止された。

  中国運輸広報682号(平成10年3月5日)によれば、以下のように処理されている。
  ・申請者:中国ジェイアールバス(株)
  ・路 線:広島県山県郡大朝町大字大朝2486番地先から
       同県同郡同町大塚1639番地先まで キロ程3.6km
  ・許可年月日:10.2.26許可
  ・備 考:路線廃止


* 山口県内5社で共通バスカード [西日本新聞98/03/20,中国新聞 98/03/13]

  3/19、山口県バス協会は、サンデン交通と船木鉄道が導入している共通バス
 カードを、3/31から防長交通でも利用開始すると発表。今後、2000年春までに、
 計7社で導入する予定だ。

  計画では、98年度に中国JRバス、99年度に岩国市営、山口市営、宇部市営で
 共通バスカードを導入する。

  中国JRバスは、岡山地区、広島地区で共通カードに参加しているが、島根県
 でも共通カードの話があり、1社で4種類の共通カードに参加する事になる。


* 光市内の循環バス
 (安達さんの情報です)

  JR光駅が起終点として、浅江・島田・光井地区を通る光市の循環バス路線が、
 中国運輸広報683号(3月16日)に、一般乗合として免許されている。

  申請者:中国ジェイアールバス
  路 線:光市虹ヶ浜3丁目5−16先から
      同市虹ヶ浜2丁目10−1先まで キロ程0.5km
                       他9路線
  運行系統:光駅〜虹ヶ丘5丁目〜光駅
  免 許:H.10.3.3
  備 考:路線延長

  同広報678号(1月26日)の申請内容によれば、免許の主要地先は、

 ・虹ヶ浜3丁目 ・虹ヶ浜2丁目 ・虹ヶ浜1丁目 ・中村町
 ・虹ヶ丘2丁目 ・浅江字木園  ・和田町 ・協和町 ・三井字横畠
 ・光井9丁目  ・島田2丁目 ・木園 ・木園1丁目 ・浅江2丁目

  となっていて(すべて光市内)、免許申請は10路線、計11.8kmである。


* 尾道今治ルートで13社が12路線の申請
             [交通新聞 98/04/21,読売新聞大阪本社版 98/04/18]
 (四国の新人さんの情報を参考にしました)

  4/17、中国JRバス・JR四国バス等13社が、中国・四国運輸局に、来春開
 通する本州四国連絡道の尾道・今治ルート(西瀬戸自動車道)を通行する路線バ
 スの申請を行った。

  新設する路線は、以下の通り。

  1.広島〜松山

   ・広島新幹線口〜広島BC〜中筋駅〜広島IC〜福山西IC〜松永バイパス〜
   しまなみ尾道IC〜今治IC〜JR松山駅〜松山市駅の199km
   ・中国JRバス、JR四国、広島交通、伊予鉄道の共同運行
   ・1社1往復で一日4往復。所要3時間53分。片道4700円

  2.広島〜今治
   ・4往復

  3.尾道・福山〜松山
   ・4往復 2時間55分 3800円 伊予鉄道 しまなみハイウエイバスなど4社

  4.三原〜今治
   ・8往復

  5.尾道〜今治
   ・10往復 1時間44分 瀬戸内運輸 しまなみハイウェイバスなど4社

  6.福山〜今治
   ・16往復 1時間46分 2400円 瀬戸内運輸 しまなみハイウェイバスなど4社

  7.広島〜生口島
   ・4往復(今夏から運行開始)

  8.大三島〜松山
   ・4往復

  9.因島〜今治
   ・4往復

  10.生口島〜大三島
   ・4往復

  路線を延長する路線は、以下の通り。

  1.松山市駅−今治の特急便が大三島まで延長
   ・現行3往復 伊予鉄道・瀬戸内運輸が運行

  2.広島−因島が瀬戸田港(生口島)まで延長
   ・現行12往復 広島交通・中国バス・本四バス・因島運輸が運行

  申請した13社は、以下の通り。
  ・中国ジェイアールバス  ・JR四国 ・広島交通 ・中国バス
   ・鞆鉄道   ・本四バス ・因島運輸 ・しまなみハイウェイバス
   ・瀬戸内運輸 ・伊予鉄道 ・瀬戸内海交通
   ・井笠鉄道  ・尾道市

  尚、しまなみハイウェイバス社は、橋の開通によって影響を受ける船会社等、
 11社で作ったバス会社。


* 可部線の非電化区間 可部〜加計〜三段峡をバス運行に
                  [中国新聞 98/04/17,読売新聞 98/04/16]

  4/16、JR西日本は、可部線の非電化区間「可部−三段峡 46.2km」を廃止し、
 バス運行で代替させる事を検討している事を発表した。くわしい廃止時期、代替
 バス会社は未定。

  廃止が決定された場合、広島〜三段峡のバスを運行している広島電鉄バスか、
 広島〜横川〜可部〜飯室を運行している中国JRバスが、代替バスを運行するの
 ではと思われる。


【JR四国バス】

* 西讃線全線廃止 [四国新聞 98/03/19]

  3/31限り、西讃線全線(観音寺〜仁尾〜詫間〜善通寺)が廃止された。

  仁尾町は、代替バス(80条)を廃止になった全区間にわたって代替バスを運行す
 る。ダイヤは全区間、JRバス時代のものを踏襲。休日は全便運休。運行管理は
 河田タクシー(観音寺市)に委託されるとのこと。

  尚、営業所自体は貸切専業で存続する。観音寺競輪専用?


* 阿波線全線で大幅減便

  3/14から、阿波線全線(穴吹・鴨島〜脇町)で、壊滅的減便を伴うダイヤ改正
 を行った。

  阿波線は、穴吹駅〜脇町間が1日26.5往復も運行されていた時期もあったが、
 今回の改正で1日5往復(休日2往復)まで減便。脇町駅にあった「ワーププラ
 ザ」も3月25日で閉鎖された。


【JR九州バス】

* 日肥線全線廃止

  3/31限り、日肥線全線(宮崎〜妻(西都)〜村所 77.9km)が廃止された。
  西都〜村所は宮崎交通に移管された。


* 都城線全線廃止

  3/31限り、都城線全線(都城〜飫肥〜油津)が廃止された。
  都城〜高岡口(鹿児島県)〜上尾平野、上白木俣〜油津港は、宮崎交通に移管さ
 れたが、上尾平野〜上熊峠〜上白木俣は、バスが運行しなくなる。


* 桜島線は当面存続 [南日本新聞 98/03/17]
 (執印さんの情報です)

  3月中に廃止する予定だった桜島線(桜島口〜桜島港)は、沿線の自治体との協
 議が進まなかった為、3月中の廃止を断念した。
  しかし、廃止の方針は変わらないようだ。


* JR九州バスの平成10年度事業計画の概要 [JR九州 事業計画]

  貸切事業については、鉄道や旅行事業との連携を強化するなどの積極的な営業
 展開を行い、収益の確保に努める。

  高速バスについては、続行便の積極的な運行による収益の拡大に努める。

  輸送量の減少が著しい乗合事業については、引き続き、地域の理解を得つつ、
 路線の廃止などの抜本的な効率化施策を進めていく。

  平成10年度輸送量の見通しは、輸送人員 792万人、輸送人キロ 224百万人キロ、
 これに対し設定する走行キロは 1,202万キロ。

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おわりに

 この号をもちまして、JRバス路線ニュースは、しばらく休刊いたします。毎度
ご覧いただき、ありがとうございました。今後は、web上で随時編集するような
体制で復活したいと思っています。長らくのご愛読に感謝いたします。

今号の協力者(どうもありがとう)
 ・安達さん
 ・四国の新人さん
  ・執印さん
 ・松浦さん

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ふもふも館長