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JRバスの路線情報を中心とした
ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス
98/05/01 No.38 (修正:1999/03/23) JRバス路線研究会
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【JRグループ】
* 周遊きっぷ発売開始
4/1より,周遊券に替わる新しい切符、周遊きっぷを発売した。
従来の周遊券では、出発地から周遊エリアの入口まで、JRバスを利用する事
ができたが、周遊きっぷでは、高速バスの一部に限定され、使いにくくなってい
る。一方、四国方面のドリーム号が利用可能になるなど改善点も見られる。
尚、ドリーム号を周遊きっぷのゆき券・かえり券として、利用する場合は、
JR夜行バス周遊利用券を購入する必要がある。
この場合、バス利用区間は、JRの鉄道在来線(割引率の悪い東海道新幹線
経由でも可)とみなして、ゆき券・かえり券を発行する。
(例:国立->大阪をドリーム大阪号で旅行する場合)
・ゆき券:国立〜京都市内 (大阪でなく、バスの停車しない京都で良い)
※ 周遊きっぷのゆき券・かえり券として、利用できるJR高速バス
路線名・愛称名 利用できる区間 JR夜行バス周遊利用券
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東名高速線(昼行便) 東京−静岡 −
東京−浜松 −
東京−名古屋 −
静岡−名古屋 −
浜松−名古屋 −
浜松−京都 −
名神高速線(昼行便) 名古屋−京都 −
名古屋−大阪 −
ドリームなごや号 東京−名古屋 1320円
ドリームとよた号 東京−名古屋 1320円
ドリーム京都号 東京−京都 1420円
ドリーム奈良号 東京−京都 1420円
ドリーム大阪号 東京−大阪 1420円
ドリーム高松号 東京−坂出 1500円
ドリーム高松号 東京−高松 1500円
ドリーム松山号 東京−松山 2000円
ドリーム高知号 東京−高知 2000円
オリーブ号 名古屋−坂出 1200円
名古屋−高松 1200円
名古屋−高知 1600円
周遊ゾーンは67種類あるが、JRバスが利用可能なゾーンは、信州ワイド等
に代替するゾーンがない事もあり、利用価値がないゾーンも多い。また地図式
のため、地図に表示しきれない枝線の乗車が認められるのか、判断の迷う所で
ある。枝線の乗車にあたっては、くれぐれもご注意願いたい。
またゾーン内の以下のJRバスを利用する際には、指定券等が必要になる。
・バス指定券 みずうみ号、おいらせ号、あさむし号、とわだこ号
・バス急行券 白樺号
以下のゾーンは、その中でも利用価値が高いゾーンである。
※ 利用可能なJRバス路線は、地図からの推定であるので、注意。
・盛岡・陸中海岸ゾーン 軽米本線、沼宮内本線、平庭高原線、早坂高原線
・水戸・鹿島ゾーン 霞ヶ浦線
・北房総ゾーン 多古本線、栗源線
・京阪神ゾーン 本四・淡路高速線の内、徳島便以外の全線
・石見(B)ゾーン 広浜線の高速バス(広島−浜田)が乗り放題
その他、広浜線、川本北線、江津線も一部乗車可
広浜線の在来線(広島−大朝)は?
・福岡ゾーン 直方地区全線、山鹿線の一部(瀬高−山鹿温泉)
【JR北海道バス】
* 日本一周バスの旅が出発 [交通新聞 98/03/24]
3/19〜4/18までの30泊31日の日本一周バスの旅が出発した。計31名。
主な見所は、日本三景・三大夜景・三大稲荷・東京湾横断道路・明石海峡大橋・
そして沖縄。
* 幌加内駅が移転
4/1より深名線はダイヤ改正を行い、幌加内地区の路線変更を行った。
朱鞠内・名寄方面
\ +
JR車庫前○□(旧)幌加内
/ +
(新)幌加内○ +
| +
新成生| □新成生
三叉路○−−○−−○沼牛小学校前
: + |
: + |
: 下幌加内|
(沼牛駅)△−−○−−○下幌加内
(入口)‖ □ :会館前
・ +沼牛:
\ + :
\+ :
\ :
+\ :
+ \:
+ ○幌加内峠下
+ |
+ |
深川方面
** 経路変更について、間違ってましたら、ご連絡願います **
深川と名寄を結ぶ深名線は、実際は通しで運行する便もあるが、運行系統上は、
全便、幌加内で乗り換えになっている。この乗換場が旧幌加内駅からコミュニティー
センターに変更された。
(旧)幌加内は、JR車庫前に改称。トイレと待合室しかない寂しい場所であっ
た。(新)幌加内(コミュニティセンター)は、バスターミナル・観光協会・幌加内
そばの店・深名線記念室等がある。
幌加内地区の経路は、下幌市街経由と沼牛小学校経由があったが、この改正で、
一本化された。その結果、幌加内峠下〜(沼牛駅入口)を新設。幌加内峠下〜下幌
加内会館前と(沼牛駅入口)〜新成生三叉路を廃止した。(と、思われる)
深名線(バス)は、1995.9.4に開業。1996.4.28に三股〜湖畔を延伸している。
【JRバス東北】
* 福島−新宿の高速バス(あぶくま号)を運行 [交通新聞 98/04/15]
4/9、JRバス東北、JRバス関東、福島交通の3社は、福島陸運局に福島−
新宿の高速バス運行の免許を申請した。
計画によると、7/18から一日4往復(JRバス関東が2往復、JRバス東北と
福島交通が各1往復)、所要時間は4時間59分。
停車駅は、福島駅東口〜郡山駅前〜福島交通須賀川営業所〜王子(降車のみ)〜
新宿駅新南口。運賃は、福島〜新宿が\4800。郡山〜新宿が\4000。
* 黒石温泉行き路線バスが復活 [岩手日報 盛岡・県北版 98/04/09]
平成8年3月に路線廃止した平館線 一方井−黒石温泉が、4/7〜9/30の
期間限定で、沼宮内駅〜老人福祉センター玉ぶき荘(黒石温泉)として、復活した。
黒石温泉は、昭和58年に掘削したが、設備が老朽化した為、老人福祉センター
付近をボーリングした所、平成8年11月、新しい湯脈を発見。平成9年12月に、
老人福祉センターを改修し、温泉の営業を開始した。そこで、高齢者から岩手町
に路線バス復活の要望が相次ぎ、JRバス復活となった模様。
沼宮内駅から町内13ヶ所の停留所を経由して、約30分。午前と午後のそれぞれ
1往復。
* 仙秋ナイトを昼行便に [交通新聞 98/04/15]
4/22限り、仙台〜秋田の夜行便「仙秋ナイト」を廃止。
4/23から、経路変更を行い、全便昼行便に。本数も4往復から7往復に。
* 遠野夜行バス廃止! [JR時刻表 98/05]
4/1?から(1/6限り?)、新宿〜遠野の夜行バス「とおの号」が廃止された模様
JR時刻表 98/05 に「廃止につき削除」とお詫びと訂正があった。
* 角田地区・一ノ関地区の路線全廃か [日本経済新聞 98/03/21 東北経済面]
(二本松さん・はつかり131号さんの情報を参考にしました)
JRバス東北は、99年3月までに、不採算の古川地区の3区間・角田地区の11区
間を廃止する方針である。
同紙によると、廃止区間は次の通り。
・角田管内
船岡−梶賀
相馬駅−細田 など 11区間
・古川管内
宮野町尻(築館町)−沢辺
沢辺−金成
金成−一ノ関 の 3区間
この計画通り、路線廃止が実施されると、角田地区と一ノ関地区のJRバス路
線は、全廃となる。尚、一ノ関を経由する夜行バス「とおの号」は、すでに廃止
になっている。
仙台〜一ノ関・中尊寺の高速バスに関して、JRバス分は廃止、東日本交通分
については、廃止はされないようだ。
* 早坂トンネルの着手が決定 [岩手日報 98/04/09]
早坂高原線(盛岡〜岩泉)は、国道455号を利用しているが、平成10年度国家予
算で、玉山村末崎〜岩泉町権現の早坂道路が国庫補助事業に採択された。
現在の早坂峠区間は、9.7kmで、盛岡〜岩泉の急行バスは、峠の頂上である、
早坂高原で休憩時間を取っている。この区間が、4.2km(内、トンネル3.0km)に替
わる予定である。計画では,同区間の所要時間が25分から5分に短縮されるとの
事。平成17年度の完成を予定。
* GWは増便します [交通新聞 98/04/15]
4/24〜5/5までの12日間、18路線、最大241両を増便する。昨年並み。
【JRバス関東】
* ニュードリーム名古屋 [交通新聞 98/03/16]
3/12、JRバス関東とJR東海バスは、3/20から運行する新宿−名古屋の
夜行バスの名称を「ニュードリーム名古屋」にすると発表した。
* いわき線を増便 [交通新聞 98/03/18,東武鉄道ニュースリリース 98/03/16]
3/20から、東京〜いわきの高速バス「いわき号」はダイヤ改正を行い、一日
15往復に増便し、東京駅発・いわき駅発ともに最終便の時刻を繰り下げた。
いわき号は、昭和63年11月に一日3往復で運行を開始したが、平成元年6月に
6往復に、平成2年7月に9往復、平成7年10月に12往復に増便している。
* 東京〜日立・高萩のダイヤ改正 [バス時刻表]
4/11から、東京〜日立・高萩の高速バス「ニュー日立号」は、高萩便を中心
にダイヤ改正を行った。
* つくば線を増便 [交通新聞 98/03/18]
3/20から、東京〜つくばセンターの高速バス「つくば号」はダイヤ改正を行
い、一日84往復に増便し、東京駅発・つくばセンター発ともに、おおむね12分間
隔で発車する事になった。
つくば号は、昭和62年4月に一日30往復で運行を開始したが、好評につき増便
を重ね、ダイヤ改正直前は66往復に増便していた。しかし時間帯によっては,混
雑も目立つようになった為、一気に18往復(日祝は14往復)増便した。
【JR東海バス】
* いいなかライナー開業 [JR東海ニュースリリース 98/04/22]
4/25から、中津川〜飯田の高速バス「いいなかライナー」を運行開始した。
一日12往復で、ほぼ1時間おき。
信南交通との共同運行であるが、JRバスの運行は以下の一日6往復。
中津川−飯田−中津川
550- 638 725- 813
700- 748 905- 953
955-1043 1245-1333
1055-1143 1445-1533
1555-1643 1745-1833
1655-1743 1845-1933
飯田から高速バスで中津川駅に行き、鉄道に乗り換えて、名古屋方面に向かう
ケースを想定し、中津川を早朝出発する便を除く全便が、名古屋方面の「ワイド
ビューしなの」に接続している。
これにより名古屋〜飯田間を中津川乗換えで最速1時間43分で結ぶ。
JR東海では、5/7より「名古屋・飯田しなの&バス回数券」を発売する。
これは、4枚セットで有効期間3ヶ月間、価格は8,600円(1枚当たり2,150円)
と割安。名古屋〜中津川間は、特急「ワイドビューしなの」の普通車自由席を利
用できる。ただし、GW・お盆・年末年始は使用不可となっている。
尚、信南交通と名鉄が運行する名古屋−飯田の高速バスは2,350円である。
* 名金線に岐阜行き新設 [JR時刻表 98/05]
(おさひうといさんの情報を参考にしました−>現地取材で後日修正)
4/18から、名金線はダイヤ改正を行った。主な改正点は、以下の通り。
・季節運行の名古屋発着の「特急白川郷」は、岐阜駅を経由しないルートに変更
その結果、尾張一宮・下剣はJRバスが通らなくなった。郡上八幡駅前は通る。
・通年運行の岐阜発着を新設。牧戸700発、岐阜1200発。
高速道路上のバス停、(高速)郡上大和と(高速)郡上八幡に停車する。
・名金急行線は、JR開業時点では、名古屋,尾張一宮駅前,岐阜駅前,小屋名,
美濃市役所前,郡上八幡駅前,下剣,美濃白鳥というルートだったが、東海北陸自
動車道が開通し、路線の高速道路への乗せ換えが進んでいる。
・経路変更 H10.4.18改正 一宮木曽川IC〜白鳥IC
H7.10〜h8.10 岐阜各務原IC〜郡上八幡IC
H6.10〜h7.10 岐阜各務原IC〜美並IC
牧戸・鳩ヶ谷方面
/
□北濃
‖\
‖/
/
/‖
・ ‖
向小駄良| ‖
白馬洞・九頭竜湖方面−−−−−○ ‖
| ‖
白鳥本町● ‖
\‖
□美濃白鳥
/‖
新栄町★ ‖
| ‖
白鳥役場前☆…………牛道・阿多岐方面
\‖
\
‖\
‖ ・−☆白鳥IC
‖ :/
‖ /
‖/:
/ :
/‖ :
/ ‖ :
/ ‖ :
ぎふ大和IC○ 郡上‖ :
(高速)郡上大和‖ 大和□ ○下剣(しもつるぎ)
‖(美濃弥富):
‖ ‖ :
郡上八幡IC○−−−−−・
(高速)郡上八幡‖ ‖/
・ □郡上八幡
\ ・‖駅前
\ ‖
:\‖
: \
: ‖\
+………☆美並IC
: ‖ ‖
: ‖ ‖
: ‖ ‖
美濃市役所前☆ □美濃市
: ‖ ・
・ ‖/
(おやな)・ /東海北陸自動車道
小屋名☆ /‖
・ / □関
・ / ‖
国道156号 ・ / ‖
・……………………・ / ‖長良川鉄道
: / ‖(越美南線)
++ ・ ‖
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岐阜| ‖ | 美濃太田
駅前| ‖ 国道21号 |
+−−−−−+−−☆岐阜各務原IC
: ‖ : /
・ ‖ :/
・‖ ☆一宮木曽川IC
旧 ・ |
国道22号‖・ |
‖ ・ |
尾張一宮‖・ |国道22号
駅前□ ・
‖・ /
‖ ・
‖/
名古屋◎
‖
‖
路線図作成:不毛企画
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おわりに
98年4月はニュースが多かったので、北海道〜東海エリアと西日本〜九州に分割
します。また名金線路線図(名古屋〜美濃白鳥)も行数の関係で、web版のみとします。
高速関係でうれしい話題が多かったですが、不採算路線は切り捨てという悲しい
話題も多いですね。
今号の協力者(どうもありがとう)
・二本松さん
・おさひうといさん
・松浦さん
・はつかり131号さん
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ふもふも館長