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JRバスの路線情報を中心とした
ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス
96/05/06 No.12 JRバス路線研究会
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【JR北海道バス】
* 日本一周バス帰着 [交通新聞 96/04/22]
30泊31日の「日本一周バスの旅」が4/18夕方、出発地の札幌駅に帰着した。
札幌では、社員バンドの演奏、常務あいさつ、クス玉割りのイベントがあった。
* 札幌−紋別間高速バス開設 [交通新聞 96/04/11]
4/11より、札幌−紋別間の都市間高速バス「流氷もんべつ号」を運行する。
約288kmで、ルートは道央自動車道・国道39・国道273。JR北海道・北海道中央
バス・北紋バス・道北バスの共同運行。
JR北海道の都市間高速バスは、小樽・旭川・帯広に続き4本になる。
【JRバス東北】
* ブロック体制強化人事 [交通新聞 96/04/10]
JRバス東北は、4/10付けで人事異動を行った。青森・秋田・久慈・盛岡・
仙台・福島の各ブロックに、営業所長が兼務する副支店長のポストを新設する。
ブロックに業務体制を移管させるのがねらい。
* 新型貸切バス導入 [交通新聞 96/04/16]
JRバス東北は、4月から新型貸切バスを導入し、仙台・盛岡地区に各2台、
秋田・福島に各1台を配置した。
新型貸切車は、回転式対座シートを装備し、前から2.4.6.8列目を180度
回転させる事により、向かい合わせの4人掛けにできる。家族や小グループに貸切
バス旅行の魅力を高めるのがねらい。
シートピッチを従来の840mmから1060mmに広げ、ビデオCDカラオケを搭載。モニ
タを4台設置し、どの方向からでも楽しめる。
* 小国営業所廃止・山形営業所開設 [交通新聞 96/04/16,18]
JRバス東北は、4/14付けで小国営業所を廃止し、4/15から山形営業所を
開設した。
小国営業所は、1951年4月1日に象潟自動車営業所小国支所として開設。1965
年10月に新潟自動車営業所の支所に、1980年10月にまた象潟自動車営業所の支所
に戻っている。平成7年3月末からは、路線が小国町営に移管され、貸切バス専
業の営業所となっていた。
昨年10月に、小国町の再開発事業に伴い、町から借りていた用地の一部の返還
の要請を受けたのが、廃止の引き金になった。
4/8に、国民宿舎飯豊梅花皮荘で、JRバス東北の専務・小国営業所長・小
国町長・同助役らが出席して、セレモニーが行われた。
小国営業所の貸切事業を引き継いだのは、4/15にオープンした山形営業所。
場所は、奥羽線神町駅構内。事務所はJR東日本から駅舎南側を借り受け改装。
駐車スペースは、JR貨物の貨物駅跡地(注:通運デポ?)を借用し、大型バス
10台分を確保。バスの検修・給油・洗車は、他の施設を使う。
所長以下、社員10人で運営。貸切バス7台。フロントは、93年11月に山形市に
開設した「旅プラザ山形」が担当。「レール&バス」で、JR東日本と連携した
鉄道機能補完、旅客誘致をねらう。
JRバス東北の新営業所は、1994年12月の秋田営業所(今月、秋田支店に昇格)
に継ぎ2番目となる。これで東北6県の県庁所在地エリアに支店・営業所体制が
整う事になる。
4/26に、開業式典と披露宴が行われた模様。
* GWは高速バス増発 [交通新聞 96/04/23]
4/26〜5/6のゴールデンウィーク期間中(11日間)は、高速バス等209両の
増発便を運行する。
東京−青森の「ラ・フォーレ」が2〜10両、盛岡−弘前の「ヨーデル」が3〜
4両、東京−盛岡「らくちん」が4両等の合計21系統を予定。
この他、一般路線の青森−十和田湖「みずうみ」等も含め、乗車状況に応じて
増発便を運行する予定。
【JR東海バス】
* 名金線特急バス・観光バス [交通新聞 96/04/15]
JR東海バスは、名金線特急バス「白川郷」(名古屋−鳩ヶ谷)の運行を4/
21から再開する。
運行日は、4/21〜5/6、7/14〜11/10、12/28〜1/5の予定。
また、名金線沿線の桜を楽しむ「さくらが咲く頃バスの旅」バスツアーを4/
27から運行する。
この企画は、今年で3回目。今年は日帰りと1泊2日のコースを用意。国鉄バ
ス車掌の故佐藤良二さんが植えた「太平洋と日本海を結ぶ桜」や「荘川桜」を訪
れる他、今年は、九頭竜湖もコースに加わった。
【中国JRバス】
* 岡山8社共通バスカード登場 [パンフレット]
平成8年3月1日より、岡山8社(中国JRバス・岡山電気軌道・両備バス・
中鉄バス・宇野バス・井笠鉄道・下電バス・備北バス)共通のバスカードの取扱
いを開始した。
券種は、2千円(+200)、5千円(+500)、1万円(+1,300)の3種類。「バスカード取
扱車」のマークが付いたバスと路面電車全車両で使用できる。
井笠鉄道と備北バスは、今年9月導入予定。
カードのキャラクタは、鳥の「MOBACHAN」。カード裏面は広島のバスカードと
ほぼ同じ。ただし「中国JRバス(岡山地区)」と書かれているので、JRバス
広島地区では使用不可だと思われる。
* 庭瀬方面から流通センターへの経路変更 [現地情報 96/04/30]
岡山から流通センターに向かうには、庭瀬本町〜撫川(なつかわ)〜流通センター
という経路であったようであるが、先日、乗車した所、下撫川の庄進町方面交差点
で左折し、高架橋経由で流通センター北口〜塚山公園前を経由し、中庄に向かった。
財団法人運輸振興協会中国運輸局支部編『中国運輸広報』の第613号にある、JR
バス経路変更(岡山〜天満屋〜流通センター〜中庄)の記事は、これを指すものと
思われる。
○清心学園前 +−−−○庄進町
松島西ノ口 | 備中庄| | 撫川
倉敷−−○−−−−−○−−−−−−−○−−−○−○+−−−○−−−岡山
方面 | 学園前 下撫川| ○ 庭瀬本町 方面
====中庄○==================================|====|==========○======
| 山陽本線 | | 庭瀬
鳥羽南○ 流通 \ |
| 岡山コンペックス前 会館前 \|
△−−−−○−−−−○−−−−−−○−−−○流通センター北口
|流通センター早島地区 | |
|イトーピア団地入口 +−○−+
| 塚山公園前
帯江方面
* 広島−呉間急行バス復活 [パンフレット(海田市営業所)+現地情報 96/04/29]
平成7年11月1日から、広島バスセンター・呉間に急行便を1日5往復で運行
を開始する。所要時間は50分。広島大橋・天応バイパスを経由する。
停車停留所は、下図の黒丸の停留所。車両は高速用バスで、車内掲示物から専
用車両と思われる。かって運行していた広島−呉本通6丁目の快速便の復活と思
われる。
広島 向洋駅前 海田市駅入口 矢野大井 牛の首 高屋橋 坂横浜 亀石
+−●−−●−−−−○○−−−−−−○−−−○−−−○−−−−●−−○−
| | 海田 | \ / | |
●八丁堀 | | ○東部流通団地 | |
| | | 矢野新町/ \ | |
●広島バス| 海田新開○−−−−−−−○−−−−−○北新地 | |
センター| | |
+−−−−−−−(広島大橋)−−−−−−−−−−−+ ○鯛尾
+−(天応バイパス)−●体育館前 乃美尾方面
| | |
−○−−−●−−−−−●…………………………●−−○−−−−−−−○−−○
亀石 小屋浦橋 呉ポートピア 呉 呉本通6丁目 広交叉点 広
* プチスワローふりふり閉店 [現地情報 96/04/29]
呉駅バス停付近にあった「プチスワローふりふり」が3/30に閉店した。同所
は、JRバスの定期券・回数券等を販売していたが、同業務は、呉駅・Tis呉に移
管された模様。
尚、昨年、95/03/31には、乃美尾(のみのお)駅も廃止している。
* 呉本通6丁目が道路に? [現地情報 96/04/29]
呉本通6丁目は、バスセンターとして広島方面のターミナルであったようだが、
JR以降、廃止され、現在は、ただの停留所として活躍中である。
バスセンターがあった場所に、建物は既になく、現在、トンネル工事を行って
おり、完成後は、トンネル新道から本通りへの接続道路用地となる模様。
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おわりに
JRバス路線ニュースも、ようやく1年目を迎える事になりました。本人の熱し
やすく冷めやすい性格の割には、ほぼ1ヶ月周期で発行できており、内容はともか
く、継続できている事には満足しております。
今後もがんばりたいと思いますので、ぜひ、ご意見をお寄せください。
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ふもふも館長