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JRバスの路線情報を中心とした

     ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス

2003/01 No.95 (作成:2003/01/26)                         JRバス路線研究会
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【JR北海道バス】

* キロロリゾート・札幌国際スキー場・テイネハイランド 乗車レポート
 (石橋さん・小野ターミナルさんの情報です)

 小樽 奥沢口 小樽IC      朝里町             銭函       ◎手稲
  ◎−−○−−−△−−−−−−−−○−−−−−・   ・−−−−−○−−−−−−−+−−−−−
     :    \       :     |   |     :       |
     :     \     /+     |   |      ・      |
     :      ・−−−△−−−−−−−−−−−−−−○−−−−△−−−−−−−△−−−
     :         朝里IC|      \ /  春香町  銭函IC    |手稲IC
     :    393-956 ・−−−+       ○    ☆          |
     :    合流点/ 道道  |      張碓  スノークルーズ      |
     △………………△  956号線|          オーンズ         ○手稲オリンピア前
   天神十字街    |     |                       |
            |     △朝里川温泉                  +○テイネハイランド
     北海道ワイン前△   ☆ |                       ○
            |朝里川温泉|                   手稲山ロープウェイ
            |スキー場 |
            |     △朝里スカイループ
            |     |朝里ダム
            |     |
     常盤     |     |
     ○−−−−−−△毛無峠  ・−−−−−−△朝里峠
     | 国道393号       小樽・定山渓線|
     |                   |
     ○キロロリゾート            ○札幌国際スキー場

 (1) キロロリゾート (キロロスノーワールド)

  停留所は、以下の通り。
   中央バス札幌ターミナル、札幌駅前バスターミナル、(札幌北IC〜朝里IC)、
   常盤、キロロビレッジピコロ、ネイチャーセンター、
   キロロリゾートホテルピアノ、マウンテンホテル

  キロロ内の相互乗降が認められており、ネイチャーセンターからマウンテンホ
 テルまでが同じ運賃区間となっているようです。
       キロロ ピコロ 常盤
  札幌    1400    1370   1330
  常盤     190     160
  ピコロ    160
  キロロ    160

  ダイヤは、一日3往復。内、中央バス1往復。
   中央バス札幌ターミナル発    8:00(C)  8:30(J) 14:00(J)
   キロロ(マウンテンホテル)発 11:30(J) 16:30(J) 17:30(C)

  中央バスターミナルで「KIRORO SKI PAC ウィークデー日帰りパック」(\4400)
 を購入。バス往復乗車券とリフト一日券のセットです。値段は日によって変わり
 ます。発行は、シービーツアーズ(中央バス関連会社)です。
  JRアピア店でも購入できると思いますが、当日売りのようです。

  札幌発の経路は、
   中央バス札幌ターミナル〜(鉄道病院)〜(オークホテル)〜札幌駅バスター
   ミナル〜(創成川通直進)〜札幌北IC
  キロロ発の経路は、
   札幌北IC〜(創成川通直進)〜(東急北)〜札幌駅バスターミナル〜(時計
   台前)〜中央バス札幌ターミナル
  でした。

  この路線は、平成3(1991)年12月1日 札幌〜キロロリゾートとして開業しますが、
 当時は小樽IC・奥沢口(非停車)を経由していたようです。しかし、近年、朝里IC・
 道道956号線(小樽環状線)を経由するルートに変更されていました。望洋台トン
 ネルが、平成11年2月4日に開通したので、経路変更は平成12年度冬季運行からか
 もしれません。
  平成10(1998)年度の資料によると、中央バスとの共同運行で、1日2〜6往復も
 ありました。最繁日のダイヤは、以下の通り。
  札幌発キロロ行  8:00  8:30  9:00 10:00 12:00 14:00
  キロロ発札幌行 11:00 13:30 15:00 16:30 17:30 18:30

  新札幌発着のキロロ行もあった。平成7(1995)年度より前に運行開始したようだ。
  平成10(1998)年度の資料によると、新さっぽろパレスホテル〜新札幌駅バスター
 ミナル〜(大谷地IC〜小樽IC)〜キロロマウンテンホテルで、キロロ発は、新さっ
 ぽろパレスホテル〜新札幌駅バスターミナルの順に停車。中央バスとの共同運行で、
 1日2往復。ダイヤは、以下の通り。
  パレスホテル発キロロ行  7:45  8:25
  キロロ発新札幌バスタ行 15:30 16:45
  ※平成10年12月5日〜平成11年4月4日の土曜・日曜・祝日・学休日のみ運行
   所要時間:1時間50分
  大谷地IC〜札幌JCT〜札幌北ICを走行した唯一のJRバスではないでしょうか?
  いつまで運行していたか不明であるが、平成12(2000)年度以降の運行はない。

  琴似駅発着のキロロ行もあった。平成7(1995)年度より運行開始したようだ。
  平成8(1996)年度の資料によると、琴似駅、地下鉄琴似駅、琴似本通、西町北7、
 西町北20〜キロロとある。記載がないが、札幌西IC〜小樽ICを利用したと思われる。
  平成10(1998)年度の資料によると、琴似駅から銭函町まで快速運転後、銭函IC〜
 小樽ICを経て、常盤、キロロビレッジピコロ、ネイチャーセンター、キロロリゾー
 トホテルピアノ、マウンテンホテルとなっていた。ダイヤは、以下の通り。
  琴似駅発キロロ行  8:30
  キロロ発琴似駅行 16:00
  ※平成10年12月12日〜平成11年4月4日の土曜・日曜・祝日・学休日のみ運行
   所要時間:1時間30分
  銭函ICを利用した唯一のJRバス路線であった。
  いつまで運行していたか不明であるが、平成12(2000)年度以降の運行はない。

  途中停留所に関しても、謎が多い。石橋氏によると、平成11(1999)年4月に、
 以下の発見をされたそうです。※不毛な掲示板(1352,1358)による
  新設停留所
  「北海道ワイン前」(冬季休止らしい)
  「常盤」(以前は、北海道中央バス 小樽〜キロロ線のみ停車)
  停留所名の変更
  「キロロ入口」→「ペンション白樺」「キロロビレッジピコロ」
  「クラブハウス」→「ネイチャーセンター」

  開業当時の途中バス停も把握していないので、変更がいつあったかも良くわか
 りません。旧「キロロ入口」の正確な位置、旧「クラブハウス」=新「ネイチャー
 センター」と断言して良いのか謎が残る所です。
  途中停留所が記載された資料で、手元にあるものは、平成10(1998)年度の琴似
 〜キロロの資料だけです。これには、変更後のバス停が記載されています。

 「北海道ワイン前」に関しては、現在も札幌駅前バスターミナルに掲示された路
 線図に掲載されていますが、停車するという資料を見たことがありません。夏季
 運転は、中央バスだけが運行していますが、その時、停車するのかもしれませんね。

  マリンヒルホテル付近

      ・−−−−・   道道956号線
      |     \ (小樽環状線)
  …………△−−・   \ 冬季ルート
    国道393号  \   ・−−+・ ・ ・
    道道956号   ・     |
    合流点    |夏季ルート| 道道956号線
           +・ ・ ・△−−−−−−−−
           |   マリンヒル
           |   ホテル
           |

  キロロ付近

   <・ ・ ・ ・+−−○−−−−−>札幌
   余市駅前    | 常盤
   赤井川方面   |(中央バスが余市〜赤井川〜常盤を一日2往復)
           +−・
           ↑ ○キロロビレッジピコロ
           +−・
           |
           ○ネイチャーセンター
           |
  キロロリゾート・−+
   ホテルピアノ○ ↓   ※ピコロ、ピアノ、マウンテンの3箇所は
         ・−+    宿泊施設である。ピアノに温泉有。
           |
     ・−−−−++   ※乗車地点と降車地点は、そんなに離れていないが
     |    |     ここでは誇張して記載。
     ○  ○−・     スキー場へは、降車地点の方が便利。ホテルからは
     乗車 降車       乗車地点の方が便利。
   マウンテンホテル


 (2) 札幌国際スキー場

  停留所は、以下の通り。
   札幌駅前バスターミナル、北24条西5丁目、地下鉄麻生駅、
   地下鉄宮の沢駅、札幌国際スキー場

  ダイヤは、一日1往復。札幌 7:45発、スキー場 16:15発。

  JRアピア店で「札幌国際スキー場 日帰りバスパック」(\4600)を購入。バス
 往復乗車券とリフト一日券のセットです。これも当日売りのため、7:30にならな
 いと買えません。ただし、車内でも販売しています。JR北海道バス発行です。
 アピア店で買う場合、じょうてつ発行の日帰りバスパックもありますので、間違
 えないようにしましょう。

  この路線バスは、北24条西5丁目、麻生駅、宮の沢駅にも停車するが、積み
 残しの関係で、1号車は宮の沢駅を通過しました。しかし、路線バスの為か、高
 速インターは札幌北ICでなく、札幌西ICを利用しました。その間は高速高架下の
 側道を利用しました。

  帰りは、札幌直行便が1号車、それ以外が2号車になり1号車に乗車。インター
 は、札幌西ICを利用し、札樽本線で札幌へ。ただ、北6西26を通過後、北5条手稲
 通を走行しましたので、時計台前は経由していません。これは通常経路ではない
 ので、参考記録と考えます。

  この便は、北8西1丁目や北大正門前には停車しませんが、ここを経由するルート
 と思っていましたが、別経路を通って、北24西5丁目に向かいました。帰り便は
 札幌直行便に乗車したので、通常はどのようなルートなのか未詳です。ここでは
 札樽高速線(札幌駅前->中央ターミナル)と同じように、通常は北8西1丁目を経由
 すると解釈することにしました。

  札幌国際スキー場

   小樽<−−−−+ ・ ・>定山渓
          |
    ・ ・ ・ +
    ・     |
    △   ○−△中央バス
  会員バス 乗降場 バス停

  地下鉄麻生駅(麻生バスターミナル7番)

         ・
      ○新琴似7条1
     : : ・
    <   :・
  北46系統   +・・・・・
  新琴似線   :・
         : ・
         :
         :麻生駅
         +○>−−・
         |    |
         +<−−−★北38-39西3-4
         |北洋銀行
         |
         ∨
     札幌・宮の沢駅・札幌国際スキー場


 (3) テイネハイランド (手稲山ロープウェイ線)

  停留所は、以下の通り。
   手稲駅南口、手稲本町、カッコウの森入口(夏季のみ)、千尺スキー場前、
   聖火台スキー場前、手稲オリンピア前、研修センター前、テイネハイランド

  訪問時は、手稲駅南口1000発に乗って、テイネハイランド1610発札幌行に
 乗りました。1日乗りほーだいきっぷ(\800)とテイネハイランドランチパック(共
 通6時間券+食事1000円分) \3900を使いました。これはお得です。

  しかし「スキップテイネ」という往復JR券+往復バス券+リフト4時間券がセッ
 トになった切符もあるようです。またレンタルスキーがセットされた「手ぶらス
 キップ」と、リフトナイター券(16:30〜21:00)になる「手ぶらナイタースキップ」
 もある。札幌発が、2980円。

  平成8(1996)年度の資料によると、新札幌発着のテイネハイランド行があった
 模様。停留所は、新札幌バスターミナル、旭町、大谷地バスターミナル、テイネ
 オリンピア、テイネハイランド。ダイヤは、以下の通り。
  新札幌発手稲山行 8:00  手稲山発新札幌行き 16:00
  ※平成8年12月22日〜平成9年2月23日までの土・日・祝・冬休み運行

  上記ダイヤによると、所要1時間で、大谷地〜テイネオリンピア間が40分しか
 ない事から、大谷地IC〜札幌JCT〜手稲ICを走行した可能性がある。この新札幌
 〜手稲山は、いつから運行し、いつまで運行したか記録がないが、平成8年度の
 資料に「今年はマイカー駐車もできちゃう」という記述があるので、少なくとも
 平成7(1995)年度も運行していたと思われる。

  手稲山には、テイネハイランドとテイネオリンピアの2つのスキー場があり、
 それぞれ独立して運営している。スキーでの連絡も出来ません。
  テイネハイランドは、手稲山ロープウェイが今年3月で廃止になりますので、
 その後の対応が注目されます。尚、並行するリフトがありますので、ロープウェ
 イが廃止になっても影響は少ないです。
  テイネオリンピアは、白樺ゲレンデ、聖火台ゲレンデ、千尺ゲレンデの3つか
 ら構成されていましたが、千尺ゲレンデは5年くらい前に廃止になったようです。
 ですから、バス停は残っていますが、乗降客は皆無です。


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  -  
ふもふも館長