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JRバスの路線情報を中心とした

     ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス

2000/02 No.60 (作成:1999/03/20)                         JRバス路線研究会
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【JRバス関東】

* 白棚線の檜木経由便が廃止
 (MIRAGEさんの情報です)

  白棚線の檜木経由便が廃止された模様。平成11年7月15日以降は休止状態だった。
 この区間は、旧鉄道敷を使用した鉄道代替区間でJRバス専用道だった。

     昭和町  白河 旭高校前
      ○−−−−◎−−−○
      |    :白女高|
   白河 |  ・…+…○ |
   高校前○  ○二番町  |  釜の子・里白石方面
  ○………+  :     |     ∧     金
  西郷  |  ・…○九番町|合戦坂  :     沢
      |工場前  ・……|…○………:…………・内 磐城逆川
  ◎−+−○−○−−○−−−○−−○−−○−−○−−○−−○……>
 新白河| 高山| 南湖  つつじ 関 磐城 三森  :  | 磐城浅川方面
    ○−−−・ 公園  が丘  山 金山     :  |
   緑ヶ丘            口      檜木○……○浅川口
                              |
                              ◎磐城棚倉
                     漆草   宮下  |
                     ○…………○………+  ○ルネッサンス棚倉
                          : 磐城|  |
                     東白農商前○ 古町○−−+……>
                          |   |    赤坂中野方面
                    祖父岡○−−+○−−+
                          鉄砲町

  白棚線の基になった白棚鉄道は、大正5年10月にが開通。その後、国鉄が買収。
 昭和19年12月に鉄道を廃止し、自動車線(当時 白棚線)として再出発した。その
 後、昭和31年に白棚鉄道の線路敷を自動車専用道として復元する事がきまり、昭
 和32年4月26日に白棚高速線として開業した。

  この時、従来の白棚線は磐城線に改称し、金沢内、三森、梁森、関山口、南湖、
 白河高等学校前は、それぞれ、金沢内駅前、上三森、炭鉱口、上の原、南湖公園、
 二番町に改称された。
  ※後に、白棚線 南湖は南湖公園に、磐城南本線 南湖公園は南湖に改称。

  当時の白棚高速線の停車場は以下の通り。
 ・磐城棚倉(4)金沢内(2)三森(2)梁森(1)磐城金山(2)番沢(3)古関(2)関山口(2)
   農業高校前(1)南湖(3)白河高校前(2)白河
 ・南湖(4)西郷
  ※西郷は、白河市和尚檀にあり、東北線を踏切で横断したと思われる。
  ※磐城線との接続は、磐城棚倉、磐城金山、白河のみであった。

  その後の路線変遷は、以下の通り。
  S39.10.19 白棚高速線 南湖公園〜西郷 廃止 (10.18 は誤り)
  S40.04.08 磐城本線 白河〜白女高(1.5km) 開業
  S41.11.10 白棚高速線 南湖公園〜白河高校前(4.4km) 開業 (緑ヶ丘経由)
  S43.03.10 高野線 宮下(0.6)東白農商前(0.6)棚倉古町 開業
  S44.06.10 東名高速線が開業。同時に、白棚高速線を白棚線に改称。
  S53.12.01 高野線 東白農商前〜祖父岡 (0.9km) 開業
  S57.06.23 白棚線 南湖公園〜新白河 開業
  S62.03.28 磐城南本線 白河〜白女高 廃止
  S62.04.01 磐城南本線 合戦坂〜白河 廃止 (東日本旅客鉄道社報より)
  H6〜H10  白棚線 つつじヶ丘〜白河 開業 (旭高校前経由)

  白棚線開業時点の一日の運転回数は、白棚線が13往復、磐城南線が3往復
 であった。
  磐城南線がいつまで運転していたか不明だが、国鉄末期には磐城逆川〜金沢内
 を除く、金沢内〜合戦坂(実業高校前?)〜白河は休止状態だったと思われる。
 棚倉〜金沢内は、白棚線の檜木経由と、磐城南線の逆川経由の2系統があった。

  白棚線は、鉄道敷を舗装して作ったJRバス専用道を走るが、国道289号の幅
 拡張に伴い、通常の車道を走るようになっていった。近年まで、以下の区間が
 自動車専用道であった。
  1)関辺〜磐城金山・・・・・・関辺から専用道
  2)磐城金山〜三森・・・・・・磐城金山付近は道路化、駅舎更地
  3)三森〜金沢内・・・・・・・現在は未使用
  4)金沢内〜檜木〜浅川口・・・休止後、今回廃止

  檜木経由に関して、白棚線の減便もあり、逆川経由に変更され、平成10年12月
 8日改正の時刻表によると一日一往復まで減らされた。
  平日:白河発6:37発、祖父岡15:21発
  学休日:白河発6:46発、祖父岡15:16発(日祝運休)

  平成11年7月15日に大雨による土砂崩れが発生し、この区間が通行不能になった
 が、JRバス専用道の為か、復旧は行われなかった模様。おそらく、この日が最
 終運行日であったと思われる。

  平成11年12月8日改正の時刻表によると、以下のように設定されていた。
  平日:白河 6:37発(祖父岡行),磐城金山12:00発(磐城棚倉行)(土曜運転)
         祖父岡 15:31発(白河行)(土曜運休)
   休日,第2,4土曜日,休校日は設定なし


* 安房白浜〜東京線で土休日に限り1往復増発
 (しずとよさんの情報です)

  会員制バスなのはな号(東京〜安房白浜京)が2/11〜4/2の土休日に限り
 1往復増発運行する。
  安房白浜14:00発、東京駅20:10発が増発便。


【西日本JRバス】

* のと鉄道 穴水〜輪島 をバス代替に [日経地方経済面 2000/01/27]

  石川県懇話会で、のと鉄道 穴水〜輪島 をバス代替する話があった模様。
 詳細は不明。バス代行という事になれば、JRバス穴水営業所が担当する可能性
 が極めて高いと思われる。

  尚、のと鉄道は中部運輸局に穴水〜輪島を2001年4月1日廃止すると届け出た。


【中国JRバス】

* 可部線の今春のバス代替は延期に [交通新聞 2000/03/02]

  1998年9月からJR西日本広島支社では、2000年3月末に可部線の一部(可部〜
 三段峡)をバス代替する事を沿線自治体に提示していたが、自治体側から猛反発
 にあい、今春の廃止は難しい状況であった。

  鉄道を廃止するには沿線自治体の同意が必要であったが、3/1に鉄道事業法
 が改正施行され、今後は廃止日の一年前までに届け出れば良く、事業者側は自由
 に鉄道を廃止できるようになる。

  2/29に広島支社長が会見を開き、今春の廃止は断念する事と、今後は改正鉄
 道事業法に基づき、誠意をもって対処したいと含みのある発言を行った。


【JR四国バス】

* 川池線は来年3月まで運行 [徳島新聞 2000/02/29]

  川池線は今年3月までの運行予定であったが、地元との協議の結果、来年3月ま
 での運行となった模様。尚、日曜・祝日は運休となる。

  15人が採算ラインで、現在は1便当たり平均5人程度らしい。


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ふもふも館長