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JRバスの路線情報を中心とした

     ジ ェ イ ア ー ル バ ス 路 線 ニ ュ ー ス

96/09/18 No.16                                          JRバス路線研究会
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【JRバス東北】

* 二戸:自治体バス化へ [現地取材.時刻表]

  7年4月1日発行の時刻表と8年3月30日発行の時刻表と比較すると、以下の
 路線が削られている。
  1.後返地−岩手足沢
  2.上斗米−福岡川代
  3.上斗米−大平原(県道経由含む)
  4.女鹿口−女鹿新田

  この内、上記1〜3は、二戸市の自治体バスに移管されたと思われる。女鹿線
 に関しては、一戸町になるが、調査不足の為、不明。


* 沼宮内:盛岡支店岩手支所に名称変更か? [現地取材]

  時刻表をもらいに事務所に伺ったところ、「盛岡支店岩手支所」の看板がかか
 っている事を発見した。その時、いただいた時刻表には「岩手営業所」とかかれ
 ており、旅客案内上は「岩手営業所」で、組織上は「岩手支所」なのか?
  未確認のため、真偽不明。


* 沼宮内:沼宮内−盛岡間普通便・子抱方面廃止 [時刻表]

  7年4月1日発行の時刻表と8年3月30日発行の時刻表と比較すると、以下の
 路線が削られている。
  1.沼宮内−盛岡間の普通便(大通二丁目・県農試・好摩口・巻堀等は廃止)
  2.盛岡->大町二丁目->中央通->夕顔瀬橋(盛岡12:45発のみ)
  3.久保口−子抱

  この内、畜産試験場−産業文化センターの枝線は、廃止時期が同じかどうかは
 不明だが、廃止になった。
  尚、あいたい経由(久保口を経由しない路線。宝来橋経由?)は、沼宮内8:22
 発、岩手町役場前8:27着の平日1便のみだが健在。


* 秋田−盛岡間の臨時直通バス運行 [パンフ]

  JR東日本秋田支社発行のパンフによると、秋田−盛岡間の直通バスを、8/
 1〜31の間、運行していた模様。
  所要時間3時間。運賃は2160円。秋田発 7:55,10:45,15:10,17:10。盛岡発 8:15,
 10:25,14:38,16:40。パンフにJRバス東北の文字はないが、JRバス東北秋田支店
 担当と推測される。


* 久慈:新山根温泉経由に [掲示]

  8/1より久慈−山根間の路線を新山根温泉経由に変更した。その結果、久慈
 −山根中学校前−新山根温泉−山根となる。


* 久慈:陸中小国・陸中川代が自治体バスに [掲示.時刻表.鉄道ジャーナル]

  3/1より、盛岡・陸中海岸ミニ周遊券の自由周遊区間から、以下の路線が削
 除された。
  1.龍泉洞前−安家
  2.陸中山形−陸中小国
  3.夏井橋(久慈)−陸中川代

  この内、陸中小国と陸中川代への枝線は、3/30発行の時刻表にJRバスとし
 て記載されている。陸中小国への枝線は、自治体バスとなった事を掲示により、
 確認したので、陸中川代への枝線も自治体バスとなったと思われる。

  この自治体バスは、JRバスが運行するにもかかわらず、運賃が異なり、現金
 乗車が原則らしい。よって、JRバス回数券は利用できなくなった模様。


* 浪江:磐城大堀が廃止 [鉄道ジャーナル 96/10]

  4/1より、南東北ワイド周遊券の自由周遊区間から、浪江−磐城大堀間が削
 除された。路線廃止日も4/1と思われる。廃止か移管かは不明。


【JRバス関東】

* 軽井沢・草津フリーきっぷを発売 [パンフ]

  JR東日本は、軽井沢と草津温泉を含むフリー区間(JRバス関東・西武高原
 バス・草軽交通とJR鉄道線)が3日間乗り放題になる「軽井沢・草津フリーき
 っぷ」を発売した。

  フリー区間は、鉄道線が高崎〜渋川〜大前と高崎〜中軽井沢。JRバス関東の
 フリー区間は、中軽井沢〜鬼押出し園〜万座・鹿沢口〜万座〜白根火山〜草津温
 泉〜長野原草津口。他社路線では、草津温泉〜浅間牧場〜白糸の滝〜軽井沢、浅
 間牧場〜鬼押出し浅間園、中軽井沢〜旧軽井沢が利用できる。
  尚、JRバスの長野原草津口〜万座・鹿沢口間の路線は、図に記載がないので
 利用不可のおそれあり。

  発売は、9/1〜11/2(利用は11/4)まで。東京都区内、横浜市内、
 大宮発がある。都区内発で大人1万円。


【JR東海バス】

* 名古屋:バス停留所の位置名称を統一 [交通新聞 96/09/04]

  8/30、中部運輸局は、公共交通機関の利便性の為、事業者によってパス停留
 所の位置や名称が異なるが、これを統一する方針を発表した。

  JRバス東海・名古屋市バス・名鉄の3社が走る大曽根−緑ヶ丘住宅間に対し
 て要望が多かった。99年度開通予定のガイドウェイーバス志段味線(大曽根−小
 幡緑地,6.8km)の完成に伴う路線再編時に実施する予定。


【JR九州バス】

* 4区間を8/31限り廃止 [交通新聞 96/08/28]

  下記の路線を8/31限り運行し、9/1から廃止する。
  ・北薩線 屋地下町−米ノ津 33.3km
  ・国分線 国分高校前−郡田  4.7km
  ・国分線 銅田−萩ノ元    6.9km
  ・国分線 検校川−上ノ段   9.8km

  この結果、営業キロが14路線(内高速2)で、997kmとなる。


【JR貨物】

* 名寄駅が自動車代行駅に [北海道新聞 96/09/01]

  名寄−北旭川間(約70km)を運行した貨物列車が、8/31、七十余年の歴史に幕
 を閉じた。
  9/1から道内初の自動車代行駅になる。特にセレモニーは、なかった。


* 貨物船で代替ルートを確保 [JRガゼット 96/09]

  JR貨物は、7/8、大規模災害で鉄道輸送が支障した時の代替ルートを確保
 する為、苫小牧港−東京港間に定期船を確保する意向を明らかにした。
  運賃は鉄道と同額。代行時にスムーズに輸送できるよう定期船を利用する。

  当面は、今秋の約3ヶ月に期間限定し、北海道から首都圏に向けての農産物の
 出荷の繁忙期の鉄道・船舶協調輸送を行う。好調であれば、東京−九州等の区間
 にも拡大する意向。


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おわりに

 毎月末発行を予定していたのですが、1ヶ月さぼってしまいました。そのぶん、
ニュース満載という事で、ご容赦。
 間違い等ありましたら、よろしくご指摘願います。

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ふもふも館長