国鉄バス駅とは
作成:2000/09/30
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1 昭和27年当時の駅の種類

国鉄自動車の特色の1つに「駅」の設置が挙げられますが、斉藤治平著「国鉄自動
車経営論」の中で、昭和27年当時の駅の種類が分類されていました。興味深いので
参考までにご紹介させて頂きます。

(1)駅員配置駅:鉄道の停車場で自動車の業務を併せ行うものと、自動車だけの
        駅員配置駅が存在。(注:接続駅も自動車線駅の性格を有してい
        たようです。)自動車だけの駅員配置駅は、経営合理化のため、
        既に業務委託駅に転換されていた模様です。

  1 一般運輸営業を営む駅員配置駅
     急行小口扱、小口扱、車扱貨物の業務、乗車券発売、団体貸切輸送の引
     受等の旅客業務、手小荷物業務等営業範囲一切を営む。

  2 貨物取扱を除く一般運輸営業を営む駅員配置駅

  3 旅客に限り取り扱う駅員配置駅
     昭和27年当時、十和田北線子の口駅のみ存在したようです。

  4 小荷物及び貨物だけを扱う駅員配置駅
     従来からの貨物路線及び機動運営から転換した貨物路線の接続駅及び少
     数の路線内の駅員配置駅とあり、徳山線揖斐町駅が例として挙げられて
     います。

(2)業務委託駅

  1 一般運輸営業を営む業務委託駅
     一般運輸営業を行う駅員配置駅の業務を個人又は団体に委託したもの。

  2 貨物の取扱を除き一般運輸営業を営む業務委託駅

  3 旅客、到着手荷物・小荷物及び貨物に限り取扱い、当該自動車線外にわた
    る乗車券を発売しない駅
     駅では乗車券を発売しないが、車掌が車内発売しその駅は運賃起算点と
     なっているため旅客は取り扱うことになる。車掌は線外にわたる乗車券
     を原則発売できず、駅で乗車券を発売しないから手荷物の受託を行わな
     い、というものとあります。

  4 小荷物及び貨物だけを取り扱う業務委託駅

(3)駅員無配置駅

  1 車扱貨物を取り扱う駅員無配置駅
     単に運賃起算点であるに過ぎず、取扱受持ち駅(注:管理駅の意味でし
     ょうか?)が指定され、当該受持ち駅がその駅の貨物を取り扱う。

  2 旅客に限って取り扱う駅員無配置駅
     形態としては、旅客運賃の起算点として駅名標が立っているだけのもの。
     車掌が乗車券の車内発売をするから旅客と取り扱うというとのことです。
     旅客の乗降を取り扱う乗降場との相違点は、運賃の起算点であるかない
     かのみ。

通常イメージされる「国鉄自動車駅」は(2)ですが、(1)の鉄道接続駅(鉄道
の出札窓口で乗車券類を発売するケースなど)や(3)のいわゆる停留所も、国鉄
〜自動車線駅に分類されるようです。

※政宗3号さんの投稿です。 (4354)
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2 業務委託の種類

  昭和27年1月に「自動車線乗車券委託販売取扱手続」が制定され、労働密度の
 低い駅員配置駅を、業務委託駅に転換する事になった。

  業務委託駅の受託人は、各地方自動車事務所毎に駅務受託会社を設立し委託す
 る事になったが、昭和33年10月に、旅行斡旋業務の「株式会社日本交通観光社」
 が、これらの受託会社を統合・吸収した。

  業務委託の種類は、以下の通り。

  (a) 第一種委託駅
    ・支払対象業務 (乗車券の販売等)
    ・指定付帯業務 (払いもどし業務、乗務員扱収入金の保管等)
    ・駅施設・用地は、国鉄負担

  (b) 第二種委託駅
    ・支払対象業務 (乗車券の販売等)
    ・駅施設・用地は、受託人負担

  (c) 簡易販売所
    ・乗車券の販売のみ
    ・個人商店等に委託

※この項の参考資料
  (a) 『国鉄北海道自動車五十年史』(S59.6.10) 
  (b) 『国鉄中国自動車30年史』(S55頃) 
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・ご協力  政宗3号さん

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