美伯線(補足事項)
三朝温泉〜倉吉の路線推移
2015-11-01
1.最末期の推定路線図
◎倉吉(←上井)
うつぶき | あげい
打吹(←倉吉) |
◎………+−−−−−△竹田橋東
| :
○興和紡前 :
| :
・ :
\ :
\ :
大原橋西△−−△大原橋東
: |
: |
: |勘平茶屋
: ・−−○−−−−−・
: | |
: | ○三朝温泉
今泉△−−−−−●
| 本泉
|
○伯耆若宮
|
○助谷
|
○穴鴨
|
∨
奥津温泉・津山
2.路線推移
・1955(S30).8.16に、津山〜上井として開業。当時の停車駅は、穴鴨、本泉、
倉吉、上井だった模様。
・1958(S33).5.1に、伯耆若宮〜三朝温泉〜上井が開業。開業区間は、勘平茶屋
〜三朝温泉、勘平茶屋〜上井と思われるが、当時、勘平茶屋は未開業。
・1961(S36).4.1現在「美伯線路線略図」によると、当時の停車駅は、穴鴨、
伯耆若宮、三朝温泉、倉吉、上井で、上図記載の路線がすべて生きているよ
うに見える。なお、本泉は記載なしのため、停車取扱をやめた模様。
・1965(S40).12.15に、伯耆若宮〜倉吉、三朝温泉〜上井が廃止され、三朝温泉
〜倉吉が開業した。これは、全便が三朝温泉と倉吉経由となり、三朝温泉を
経由せず倉吉に至る経路と、三朝温泉から倉吉を経由せずに上井に向かう経路
を廃止した事を意味する。
・1972(S47).1.10に、倉吉は打吹に改称。同年、2.14に上井は倉吉に改称。
・1972(S47).8.26に、興和紡前が開駅し、本線上にあった打吹を本線から外し、
路線名称に「興和紡前−打吹」を追加した。ただし、この区間は、翌年3.10に
廃止される事から、S47当時から打吹区間は休止中だったかもしれない。
・1981(S56).6.17に、本線上にあった三朝温泉を本線から外し、路線名称に「勘
平茶屋−三朝温泉」を追加した。勘平茶屋の開駅時期は不明だが、この頃まで
に開駅したようだ。
・1985(S60).4.1から全線休止。
津山〜院庄の路線推移
2015-11-01
1.最末期の推定路線図
奥津温泉・倉吉
<
\
・−◎−・
<+++□++\++++ 二宮
新見 院庄 ・−○−−△−・
津山二宮 ‖ \
(→津山車庫)‖ \茅町 津山寺町
+‖ ○……○……+
+‖ \ :本町二丁目
+‖中国 \ +…○・
+‖高速線 \ : : 中国
+‖ \ : ・…・ 高速線
+‖ \: 吹屋町: 大阪
+‖ +−−○−+−−−>
+‖ 津山パー | |
岡山EXP津山号 ‖ キング 井ノ口 | |
岡山天満屋BT <===△====☆=☆===+−−−−◎ 姫路
一方 +++++++++++++□+++>
津山
2.路線推移
・1955(S30).8.16に、津山〜上井として開業。当時の停車駅は、津山、院庄で、
その間の停車駅は確認できない。
・1958(S33).5.1に、本町二丁目が開駅する。この事から、当時のルートは、
津山〜本町二丁目〜津山寺町〜茅町〜津山二宮〜院庄だったと推測する。
・1960(S35).4.3に、津山〜院庄の本町二丁目経由を廃止し、吹屋町経由と津山
寺町経由を開業する。同日、路線名称が以下の通り、改正された。
◇美伯線
1 津山−吹屋町−院庄−上井
2 津山−津山寺町−院庄
3 伯耆若宮−三朝温泉−上井
・1961(S36).4.1現在「美伯線路線略図」によると、当時の停車駅は、津山→吹
屋町→院庄、院庄→津山寺町→津山で途中で交差するように描かれている。
以上から、以下のルートだったと推測する。
奥津温泉・倉吉
<
\
・−◎−・
<+++□++\++++
新見 院庄 ・−☆−−−−・
津山二宮+ \
+ \茅町 津山寺町
+ ☆−>○−−+
+ \ |本町二丁目
+ \ +…○・
+ < | :
+ \ ∨ ・…・
+ \| 吹屋町:
+ +−<○−+
+ | |
+ | |
+ ・−>−−◎ 姫路
++++++++++++++++□+++>
津山
・1963(S38).2.15に、路線名称が以下の通り、改正された。改正理由は、津山寺
町経由を廃止したからと推測する。なお、南回りは吹屋町を経由しないルート
と思われるが、津山行の一方通行かどうかは不明。
◇美伯線
1 津山−上井
2 津山−院庄(南回り)
3 伯耆若宮−三朝温泉−上井
・1963(S38).10.1に、津山二宮が開駅する。なお、路線名称第二区間の改正は、
1965(S40).12.15と遅れた。
・1969(S44).12.5に、茅町が開駅する。同日、路線名称第二区間も改正された。
・1985(S60).4.1から全線休止。この頃は、南回りに一本化されたのか、北回りも
残っていたのか不明。
3.JR以降の路線推移
・1991(H3).8.1に、中国高速線 津山〜井ノ口〜津山車庫が開業。一部区間が
美伯線と重なるが、大半が新設区間となる。津山車庫バス停は、美伯線の津山
二宮と同一と思われる。2003(H15).8.1に、同区間を廃止。
・2013(H25).12.1に、岡山エクスプレス津山号が開業。津山市内は、津山バス
センター、津山パーキングに停車。津山駅の乗降場が異なるが、H15に廃止さ
れた中国高速線 津山〜井ノ口〜津山車庫のルートと同じ。
1985・夏 国鉄バスネットワークの記録