五新線(補足事項)
新宮周辺の路線推移
2015-11-24
1.推定路線図
熊野市・大又大久保・尾鷲
Λ
:
成川 :
○……………………○矢淵
:
:市民会館前 登坂
権現前○−−○−+−○−・
| | |
| 丹鶴町○ ○旭町
|(たんかく)\ |
| ・ ∨
| Λ |
| ・−◎新宮
| ★
五条 水源地前 | 新宮派出所
熊野本宮 …・ ○……○高校前
請川 ・ : ・ |(←大道←新宮高校前)
<−−−○−+−−−:−+−−−△(おおみち)
桧杖 : : 橋本|
(ひづえ) ・ |
∨京都 ルナメール
2.路線推移
・S33.5.15 川丈線 開業 請川〜檜杖(4)新宮高校前(2)新宮、新宮高校前(2)新宮
新宮高校前〜新宮が重複するが、これは、丹鶴町経由と登坂経由の事を指すと
推測する。丹鶴町経由が旧道、登坂経由が新道である事から、第一区間は丹鶴
町経由か。
・S36.7.1 紀南線 開業 新宮(1)成川〜熊野市
新宮〜権現前で川丈線と重複するが、まだ権現前は開駅していない。
・S38.1.15 紀南線 改キロ&開駅 新宮(1.0)権現前(1.6)矢淵
S38.3.1 川丈線を五新線に改称、新宮高校前を大道に改称か
S38.4.15 五新線 改キロ&開駅 檜杖(3.2)大道(1.1)権現前(1.0)新宮
S38.4.15 五新線の路線名称から「大道−新宮」が削除される
紀南線の権現前が開業したので、紀南線の起点を権現前にするべきだった。
五新線の第三区間「大道−新宮(→権現前〜新宮)」は、廃止告示なしに削除さ
れた事から、紀南線の第一区間に編入されたと推測する。
・S39.4.1「自動車線営業キロ程表」によると、新宮〜権現前の距離は、五新線・
紀南線とも同じ1.0km。丹鶴町経由と登坂経由について、五新線と紀南線のどち
らに所属するか考察した。旧道・新道・開業時期を考慮すると、丹鶴町経由は
五新線に所属するのが相応しい。ただし、路線名称の起点終点を考慮すると、
五新線は五条→新宮で、紀南線は新宮→大又大久保なので、丹鶴町経由は紀南
線に所属とする考え方もある。
・S39.10.1 五新線 改キロ 檜杖(1.9)大道
S40.9.1 五新線 開駅 檜杖(1.5)水源地前(0.4)大道
当時の橋本〜檜杖ルートは、旧越路トンネル経由だったようだ。
・S48.3.10 五新線 廃止 桧杖〜権現前
S48.3.10 五新線 開業 桧杖(1.3)越路(0.8)高校前(1.1)権現前
これは、越路トンネル開通に伴う経路変更と思われる。なお、H21(2009)年に
越路トンネルの隣に、新越路トンネルが開通した。
・S59.2から、紀南線が休止されるが、新宮〜権現前は、五新線が引き続き運行
していた事から、廃止できなかったと推測する。
・H14年 五新線全廃とともに夜行バス「ルナメール号」も休止となった。
1985・夏 国鉄バスネットワークの記録