米原線(補足事項)
米原線の運行状況の推移
2015-11-16
・1949(S24)年9月現在のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていた。
木ノ本0610→0725土倉 土倉0615→0715木ノ本
1550→ 1615→
1835→1939
木ノ本〜近江川合 1.0往復
木ノ本〜金居原 1.0往復
木ノ本〜杉野 3.0往復
木ノ本〜古橋 3.0往復
・1952(S27)年4月訂補のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0625→0735土倉 土倉0740→0845木ノ本
1010→1120 1125→1230
1500→1610 1615→1720
木ノ本〜近江川合 2.0往復
木ノ本〜金居原 1.0往復
木ノ本〜杉野 2.0往復
・1954(S29)年9月訂補のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0630→0730土倉 土倉0732→0832木ノ本
1240→1340 1342→1442
1510→1610 1615→1715
木ノ本〜金居原 2.0往復
木ノ本〜杉野 1.0往復
・1955(S30)年5月改正のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0555→0710土倉 土倉0715→0834木ノ本
1230→1345 1450→1604
1510→1624 1645→1759
木ノ本〜金居原 2.0往復
木ノ本〜近江川合 3.0往復
・1956(S31)年4月訂補のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0640→0734土倉 土倉0740→0834木ノ本
1220→1314 1330→1424
1455→1549 1553→1647
木ノ本〜金居原 2.0往復
木ノ本〜杉野 2.0往復
・1959(S34)年5月訂補のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0620→0715土倉 土倉0720→0820木ノ本
0700→0755 1035→1130
0910→1005 1305→1400
1205→1300 1615→1710
1515→1610 1825→1920
1720→1820
木ノ本〜金居原 下り1本・上り2本
・1961(S36)年7月現在のダイヤでは、米原線(木ノ本〜土倉)には次のような
便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0630→0720土倉 土倉0725→0820木ノ本
0715→0805 0842→0932
0900→0950 1015→1105
1205→1255 1310→1400
1500→1550 1600→1650
1922→2012
木ノ本〜金居原 2.0往復
木ノ本〜川合 上り1本
・国鉄監修交通公社時刻表1964(S39)年9月号では、米原線(木ノ本〜土倉)には
次のような便が設定されていたのを確認できる。
木ノ本0632→0720土倉 土倉0725→0815木ノ本
0700→0748 0755→0845
0900→0950 1040→1130
1035→1125 1230→1320
1325→1415 1425→1515
1530→1620 1625→1713
木ノ本〜金居原 下り3本・上り2本
米原線・浅井線の誕生と終焉
2015-11-16
1.S32.9.11当時の若江線全体路線図
敦賀◎ ○中河内
阿納尻○ 本保 田烏 北 | |
| ○ ○ 牧 ○路原 | 賎C○−○菅並
甲ヶ崎○ | | 野 | | ヶ |
| 上野木| |井 ○−○小荒路 | 岳 | 田
上竹原○−−−−−−−○−○根 | \ | 口 | 部 土倉
/| | |山 牧野○ 海津○−−○−○−◎−○−○
\| 東 | | | / 塩津 | 木 |
小浜◎−・湯 市 | | 蛭口○−○西浜 北口| ノ |
| |岡 場 | | | | | 本 |阿
神田橋○−○−−−○−◎−◎−○−−○−◎近 | |弥
| | | 新 上 若 弘 |江 西阿閉○−◎−○陀
|A○−・ | 平 中 狭 川 |今 | 高 |橋
| | | ○ 野 熊 口 |津 近江山本○ 月 |
谷田部○−○B| 池 川 | | |
| | 河 | 虎姫◎−−−○伊部
桂○−・ 内 A:口名田 | |
| B:中井 | 高畑○
小屋○−−○谷口 C:中ノ郷 | |\
| | |/
○納田終 | 小室○
| | |
京鶴線←○堀越峠 浜大津駅前○ 近江高山○
2.米原線の前身
・1957(昭和32)年9月11日現在の路線名称によると、若江線の部、各線の第一区間
は、以下の通り。
◇若江線の部
若江本線1
阿納尻〜甲ヶ崎〜上竹原〜小浜〜湯岡〜東市場〜新平野〜上中〜若狭熊川
〜弘川口〜近江今津〜浜大津駅前
北川線1
上竹原〜井根山〜上中
琵琶湖線1
弘川口〜蛭口〜西浜〜海津〜塩津北口〜賎ヶ岳口〜木ノ本〜田部〜阿弥陀橋
〜伊部
敦賀線1
塩津北口〜敦賀
浅井線1
近江山本〜虎姫〜伊部〜高畑〜小室〜近江高山
名田庄線1
小浜〜神田橋〜湯岡〜口名田〜中井〜桂〜谷口〜納田終〜堀越峠
・米原線の前身は、琵琶湖線の一部だった。当時の路線名称は、運行系統おか
まいなしに、より長く設定されているようで、阿納尻−浜大津駅前、弘川口
−伊部、近江山本−近江高山など、路線図なしでは、どこを走る路線か見当
つかない。
・浅井線は、S27.4.5開業の近江山本〜虎姫〜伊部〜近江高山がルーツ。
その後、S30.12.13に、賎ヶ岳口〜近江山本が開業するが、この区間は浅井線
ではなく、琵琶湖線とされた。そのため、浅井線の起点が、近江山本のまま
残された。
3.米原線開業
・S36.5.22 米原線の部 米原線 木ノ本〜米原 開業。この路線は、国道8号経由
だったようで、賎ヶ岳口〜近江山本と田部〜伊部の間を並行に走り、既存路線
と交点は無かった。※のちに、浅井線と馬渡橋で接続した。
・1961(S36)年7月現在、近江今津〜木ノ本〜米原という便があった。
・S37.11.1に路線名称の改訂があり、米原線・若江線の部は、米原線・琵琶湖線
・杉津線・若江線・名田庄線の部に分割された。米原線の部は、以下の通り。
◇米原線
米原本線
木ノ本−米原
杉野線
木ノ本−土倉
中河内線
木ノ本−中河内、中ノ郷駅前−菅並
浅井線
賎ヶ岳口−近江高山、西阿閉−高月駅前、伊部−田部、阿弥陀橋−高月駅前、
高畑−小室(北回り)
4.浅井線廃止と名神彦根延伸
・S41.8.1 賎ヶ岳口〜近江高山、高畑〜近江北野〜小室、近江北野〜近江谷口 廃止
・S41.9.29 西阿閉〜高月駅前、伊部南口〜田部、阿弥陀橋〜高月駅前 廃止
・S40.3.6現在と思われる日本高速自動車の名神高速線時刻表によると、名神彦根の
料金所前から近江鉄道バス市内(彦根城下)廻り国鉄彦根行きが出ており、国道8号
線(料金所から約1キロ)まで行くと、京都、浜大津行、米原、木ノ本行のバスがある
との事。木ノ本行のバスとは、国鉄バスだった可能性も?
・S43.12.18 米原〜名神彦根 開業。国道彦根から1キロ先に名神彦根があるので、
名神高速線のバス停付近まで、国鉄バスが乗り入れた事になる。
・1970(S45)年7月現在、名神彦根〜木ノ本〜敦賀という便があった。
・1971(昭和46)年3月7日現在の路線名称によると、米原線の部は、浅井線の廃止と、
中河内線が柳ヶ瀬線に編入された事もあり、以下のように淋しいものになった。
◇米原線
米原本線
木ノ本−名神彦根
杉野線
木ノ本−土倉
5.その後の米原線
・1975(S50).8.1 米原〜名神彦根 廃止。
・1976(S51).2.1 木ノ本〜米原 廃止、杉野線が米原線を襲名。
・1995(H7).10.1 廃止。
1985・夏 国鉄バスネットワークの記録